『究極のじこまんイベント』である佐渡ロングライド(マンガ「じこまん」より)に参加し、Aコース210km無事完走してきた。楽しかった思い出を写真とともに(streamzoo投稿写真は
こちら)。今回は、なるべく文章を載せる。
※ 2013/06/03 「じこまん」にネタにしていただいた写真を追加
まずは、日程から。かなりの強行軍だった。できれば後泊したかった...
- 前日(土)
- 8:00ころ出発(埼玉) → 11:30ころ新潟港着
- 12:30フェリー出発 → 15:00両津港着
- 16:30ころ会場着&受付
- 17:00ころホテル着、自転車組み立て&車両預け
- 18:00ころ食事&宴会
- 当日(日)
- 4:00起床、5:15ホテル出発&スタート前整列(A2の最後尾近く)
- 6:00ころスタート → 17:00ころゴール
- 17:30ホテルで風呂&着替え&帰宅準備 → 18:00ころ両津港
- 19:30フェリー出発 → 22:00新潟港
- 25:00ころ帰着
反省はあとで書くとして、以下に写真を載せる。
■前日移動~受付~寿司&飲み
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ホンダ・フィットにロードバイク3台+人間3人で出発。 |
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新潟港・おけさ丸で佐渡へ。バスも積載! |

↑これは我々のグループの話! じこまん 其㉖ 佐渡死闘篇(前編)より
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2等船室。船内は全体的にテンション高め。 |
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イベントホールには輪行バックがズラリ。 |
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受付会場。雨。参加賞(米とTシャツ)などを受け取る。 |
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ホテルの宴会場が自転車保管場所に。ありがたい。 |
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スタート地点付近の寿司屋にて。 |
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さすがに魚介類が美味かった。 |
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ホテルで鬼太鼓や佐渡おけさを堪能。 |
ここまでの感想など
- カーフェリー(おけさ丸)でかい。エスカレーター、食事処、売店などが完備されていた。
- ロングライド弁当なるものが売ってたり、船内にコースマップが張っていたり、否が応でもテンションが上がる。
- ただ、天候が悪かったので船外の景色を楽しめなかったのが残念。
- ホテルは佐和田のスタート地点から5kmほどの八幡館
- 想像以上に立派なホテルでびっくりした
- 自転車保管や朝食(弁当)、ゴール後の入浴など、すごくありがたかった
- 今回はスケジュールが厳しかったので、他の地区のホテルだといろいろ危なかったかも
- 受付会場で、パワージェル的な補給食を買おうと思ってたけどそういう店は出店していなかった。誤算。代わりに食事・ウェア関係の店は充実してた。
■スタート~相川AS(20km)
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スタート前の行列。A2の最後のほうだった。 |
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徐々にスタートゲートに近づく。 |
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スタート直後の天候はこんな感じ。どんより気味。 |
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すぐに第1AS到着。 |
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わかめそば。 |
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リゾット。 |
ここまでの感想など
- 自走でスタート地点へ。ホテルから近いのでかなり楽だった。
- 天気がもつ(=雨じゃない)というだけでありがたい。
- 並んだのは、A2の最後の方だったようだが、思いのほかタイムロスはなかった。しかし、できるだけ前の方でスタートしたいところ。
- 最初のASはスルーする人も結構多かったみたいだが、終わってみれば、ここのASが一番充実してた(朝食代わり?)。
■相川AS~入崎AS(40km)
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県道45号線(佐渡一周線)をひた走る。 |
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10kmおきの標識。後半に行くほどありがたみが増す。 |
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第2AS。 |
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以降のASでほとんどメニュー同じ。 |
ここまでの感想など
- このへんまでは足慣らしといったところで、まだまだ余裕あり。
- 曇ってたけど、さほど風はなく、楽しくペダルをこいでた。
- ここまでの風景は、普通の田舎道といったところ。ただ、海が見えているのでキレイで飽きがこない。
■入崎AS~はじき野AS(72km)
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有名なZ坂。みなさん手前で記念撮影。 |
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はじめての本格的な登坂でテンション上がる。ほんとうにZの形! |
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Z坂の上より。くもってるけど、海と海岸線が見えてキレイだった。 |
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大野亀。進むにつれてどんどんでかくなっていくのがスゴイ。 |
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険しそうに見える風景。このへんは岩の間を突き進む感じだった。 |
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ちょっとずつ晴れてきた。バナナ(カリウム)を多めに食べるようにした。 |
ここまでの感想など
- ここまでは絶景ポイントが多かったな。Z坂しかり、大野亀しかり。
- Z坂は、前半で余力があるためか、全然きつくない。むしろ海が常に見えて、どのくらい上がっていくのかがよくわかり、楽しかった。
- Z坂を越えると、風景が岩っぽい感じに変わったのも印象的。
- 大野亀を登ったあたりの駐車場の売店でソフトクリームを売っていたらしい。あとで聞いて悔しい思いをした。次回以降はぜひ食べたい。
- 信号がない上に、道も走りやすい。
■はじき野AS~両津BS(100km)
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晴れてきてテンション上がる。海がキレイ。 |
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田んぼや山の風景も楽しめる。 |
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沿道の応援が心温まる。 |
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100km到達。あっという間。 |
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両津港。 |
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両津BS(弁当ステーション)。奥ではストレッチサービスが。 |
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シンプルなんだけど実にウマイ。 |
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バイクがズラリ。 |
ここまでの感想など
- 海の風景も山の風景も楽しめて、佐渡いいところだな、と強く思った。
- 両津港では久々に信号機を見た。逆にいえば、100km近く信号なしで走行してきたことになる。これはスゴイ。
- 弁当もさることながら、温かい味噌汁が腹に染みた。
- あとわずか110kmでこのイベントが終わってしまうとは、とこの時点で少し悲しい気分に。
■両津BS~多田AS(140km)
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ずっと先まで見通せる。 |
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こんな感じの岩が海にたくさん鎮座してる。 |
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後半のASほど補給食が腹に染み渡る。 |
ここまでの感想など
- この区間もキレイ(というかずっと絶景)。
- 徐々に疲れが見え始めるが、さほどではない。
- 楽しくてしょうがない感じ。
■多田AS~小木AS(162km)
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たしか小木ASの手前くらいで、晴れてきたところ。この前までは強風&霧。 |
ここまでの感想など
- この区間の写真が少ないのは、とにかく強風と霧で、必死に列車に食らいついていたため。今思えば、強風だろうと一人旅を楽しむのも良かったかなと思うが、この時は、とにかく体力・足の消耗が怖かった。
- 小木ASでは、ストレッチサービスが空いていたので受けてみた。ストレッチのおかげでだいぶ楽になった。
- この後の区間で、厳しい峠が待っているので覚悟してASを出発する。
■小木AS~素浜AS(180km)
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田んぼからもやが。 |
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これはこれで幻想的。 |
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かっこいい橋がかかってた。 |
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170km地点。 |
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これまでとはまたちがう海岸風景。 |
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前の方はタンデム自転車一人乗り。 |
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砂浜に飛行機(レプリカ?)。 |
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最後のASだけあって、みな興奮気味。 |
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ASの裏手は砂浜。もうすぐ終わってしまう感。 |
ここまでの感想など
- この区間には、最大の難関である峠があった。いやらしいのは、なかなか勾配が緩くならず、登り切ったと思ったらまだ坂が続くところ。ここはさすがに苦しかった。
- ただ、峠の頂上あたりでずっと太鼓を叩いてくれている少年がいて、その太鼓の音に励まされた。登りきるあたりで、「ここで登りは終わり!あとは平坦!」と励ましてくれる地元の方々の応援もありがたかった。
- 峠を登り切ると、あとはASまで快適ライド。まだ2つ峠は残っているけど、いよいよ終わってしまうのか感が強まる。
- そういえば、佐渡で砂浜を見るのは、この区間がはじめて。場所によって風景が違うのも楽しい。
■素浜AS~ゴール(210km)
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最後の坂。 |
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日が傾きはじめた。 |
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佐和田の町中を抜ける。 |
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宿泊していたホテルが見える。 |
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八幡館前。 |
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帰ってきた。終わってしまう... |
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無事ゴール。お疲れ様でした。 |
ここまでの感想など
- 最後の2つの峠は、身構えるほどキツくはなかった(素浜AS前の峠がキツすぎたためか)。むしろ、坂はこれで終わりか、と悲しくなるほど。
- あとは、スタート地点に向かって爆走するのみ。ホテルが見えると、帰ってきたんだなぁと実感。
- 噛み締める感じでゴール。ゴールスプリントも考えたが、それはそれで、もったいない感じがしたため(一秒でもながく走っていたかった)。
- 『終わるために走るのである』というマンガ「じこまん」のセリフを思い出す。
ということで、garmin connectの記録は以下のとおり:
http://goo.gl/G04w8
ちなみに、garmin edge500、11時間動作後のバッテリ残量は40%だった。
ルートラボにインポートした記録は以下のとおり:
その他の反省・感想など
- まずは無事に完走できてよかった。
- 佐渡いいよ佐渡。楽しすぎ。
- 信号や車の少なさと景色の良さ、路面状況の良さがポイントかな。
- 沖縄も良かったけど、とくに路面状況が良いのが、走っていてストレスを感じない。
- 同じ風景が長く続くのではなくて、走ってゆくと徐々に風景が変わっていくのが良い。走っていて全然飽きない。
- 1週間前の天気予報が雨でテンションが下がってたんだけど、当日は天気がよくてよかった(途中、強風&霧もあったけど、晴れてた時間のほうが長くて満足)。
- スケジュールがギリギリ。ゴール時間が少しでも遅れてたら、危なかった。その上、運転者の負担が大きかった(マニュアル車のため容易に運転を代わってあげられなかった)。かといって、列車やバスの利用も大変そう。
- 一方で佐和田地区のホテルに宿泊できたのは色々と楽で良かった。
- 会場での物販少なめ?
- 近くのドラッグストアでは、スポーツ飲料とか羊羹が売り切れてた。
- フェリーは4Fの2等船室が比較的空いてた印象。行きと帰りの船内全体の雰囲気の違いが面白い。行きはワイワイ。帰りはグッタリ。
- クロースレシオの改造ギア、今回も大活躍。ただ、頻繁にシフトチェンジするようになったため、手がつかれた。
- 別途、サイクルベース俺に書くかもだが、今回新規導入したのは、SUGOiのビブタイプのレーパン。お腹への締め付けがなくて快適だった(というか友人2名はすでにビブタイプ使いであった)。パッドもボリューミーでロングライド向け。
- また参加したい